クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) | 日記 | メラノーマ(悪性黒色腫)
2018/02/18
メラノーマ(悪性黒色腫)
メラノサイトが「がん化」
特徴あるほくろは専門医を受診
診断で行われる「ダーモスコピー検査」
大きく四つのタイプに分類される
皮膚がんには、基底細胞がん、有棘細胞がん、パジェット病などがあります。
「メラノーマ」は、皮膚の最も外側の表皮にある「メラノサイト」と呼ばれるメラニン色素を作る細胞などが、がん化したものです。
わが国での発症率は10万人に1人程度とあまり高くはありませんが、白人に多いがんとして知られており、欧米では日本の約10倍ともいわれています。
「悪性黒色腫」との名の通り、「ほくろ」のように黒く見えるのが特徴で、非常に悪性度が高く、治りにくいがんです。
また、褐色だったり、赤く見える場合もありますので注意が必要です。
全身のあらゆる部位に発症しますが、日本人で発症頻度が高いのは、足の裏や手のひら、手足の爪などで「末端黒子型」といいます。
その他、体幹や四肢に発生する「表在拡大型」、深部に進行したり転移することが多い「結節型」。高齢者に多く、日光に照射されやすい部位に発生する「悪性黒子型」の大きく四つに分類されています。
皮膚がんには、基(き)底(てい)細胞(さいぼう)がん、有棘(ゆうきょく)細胞がん、パジェット病などがあります。
診断はダーモスコピー検査等で行う
早期のメラノーマは、普通のほくろやしみと区別することが難しいです。
ただし、早期に発見し、きちんとした治療を行えば、完治させることが可能です。
ほくろやしみに、次のような特徴が当てはまる場合は、専門医の受診をお勧めします。
A(Asymmetry)=形が左右非対称といびつである
B(Border)=輪郭(辺縁)が不明瞭でギザギザしている
C(Color)=色調が均一でなく色むらがある
D(Diameter)=長径の大きさが6ミリ以上ある
E(Evolving)=大きさや色、形が変化している
こうしたポイントを確認するとともに、ダーモスコピー検査といって、ダーモスコープという拡大鏡を使って調べることで、早期の診断ができます。
さらに詳しく調べる必要がある時は、腫瘍を切除して顕微鏡で調べる生検が行われます。
センチネルリンパ節生検で転移を確認
治療の中心は外科手術となります。その際、転移がないかどうか確認するために、超音波(エコー)検査やコンピューター断層撮影(CT)検査、磁気共鳴画像装置(MRI)検査、あるいはPET検査などを行います。
病期(ステージ)によって異なりますが、基本的には原発巣の切除を行います。
部位によっては、人工真皮などを用いる植皮手術を行うことがあります。
また、メラノーマは高頻度で転移を起こします。
そこで「センチネルリンパ節生検」といって、がんが最初に転移するリンパ節の生検を行い、その結果によって所属するリンパ節を切除するかどうかを決めます。
「免疫療法」や「分子標的薬」での治療も
術後の再発を防ぐため、あるいは手術で取り除けない場合や他の臓器にも広がっている場合、薬物療法を行います。
近年では、従来、用いられてきた「細胞障害性抗がん剤」による化学療法に加え、「免疫チェックポイント阻害剤」を使った「免疫療法」、あるいは、正常な細胞へのダメージが少ない「分子標的薬」が注目されています。
「ニボルマブ」「イピリムマブ」という薬を使う免疫療法では、がん細胞を攻撃する働きのあるT細胞を活性化させ、がんの増殖を抑えます。
ただし、薬剤が全ての患者さんに効果があるわけではありません。
加えて、従来の治療ではなかったような副作用が出る可能性もあります。
また、「BRAF阻害薬」「MEK阻害薬」という分子標的薬でがんの増殖を抑えることができるのは、「BRAF」という遺伝子に変異(異常)がある場合のみです。
頭頸部では「粒子線治療」に期待
メラノーマでは、他のがんで行われるような放射線治療は、あまり効果がありません。
しかし、新しい治療法である陽子線や炭素イオン線を利用する「粒子線治療」に高い効果が期待されています。当センターでは、津山中央病院と共同で「がん陽子線治療センター」を運用しています。
この粒子線治療は、従来の放射線治療に比べて設計図面が有利で、がんのない正常部分に不必要な放射線が当たりにくく、高い効果とともに、副作用を低く抑えることが期待できます。
メラノーマは、時に鼻や喉など頭頸部にも発生します。厚生労働省は、本年4月から頭頸部がん(口腔と咽頭喉頭の扁平上皮がんを除く)に対する粒子線治療の公的医療保険適用を検討しています。
保険が適用されると、現在は先進医療として、300万円前後かかる費用負担 大幅に軽くなります。
ただし、多発転移がある場合など、治療の適応外となる可能性もあります。また現在では、こうした治療ができる施設は限られていますので、主治医ときちんと相談して治療を進めてください。
岡山大学病院メラノーマセンターの山﨑修センター長(皮膚科)
勝井邦彰副センター長(放射線科)
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