活性酸素・温熱療法・ファシアに特化し、交通事故をはじめ痛みからの解放と生涯歩ける身体に整えます
TOP > クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) 日記 > 大腸がん
「3人に2人は助かる疾患」
大腸がんとは?
結腸と直腸に発生した悪性腫瘍です。日本人が最も多くかかるがんで、年間15~16万人が診断されています。
女性では死亡率が最も高いがんです。患者は増え続けており、3人に1人は命を落としています。逆に言えば、3人に2人は助かるがんです。
先進国で罹患者が多く、30年ほど前は欧米型のがんと呼ばれ、日本人には少ないがんでした。
現在は先進7カ国(G7)の中で、日本が最も死亡率が高い国となっています。原因は“世界一の長寿国”といわれる高齢化や食生活の欧米化、便潜血検査の普及の遅れなどが考えられていますが、明確には分かっていません。
血便や便通異常 進行すると腹痛
症状は初期は痛みがほぼありませんが、進行すると血便や下血、便通に異常(便秘や下痢)が出ます。多くは腸の内壁に腫瘍ができて腸内が狭まり、便秘になります。便秘の前は、水分を含む軟便だけが通過しやすくなるため、下痢になる方も多くいます。
初期症状の後、腹痛やおなかが膨らんだ感覚が出たら、進行したサインだと思ってください。
血便や便通異常の頻度は月に1度から、毎日起こる人まで個人差があります。ただし、症状は治まったり良くなったりを繰り返します(間欠性)。頻度が減っても治ったわけではなく、進行は続いています。自己判断で安心してはいけません。
予防としては肥満、運動不足、飲酒、喫煙などが主なリスク要因です。これらの要因を減らすことが予防につながります。要因のほとんどは、糖尿病などの生活習慣病と共通しています。私は「生活習慣病になりにくい生活を心がけてください」と伝えています。
なお、「週3日以上、牛や豚などの赤身肉や加工肉を食べる」「緑黄色野菜を食べない」ことも発症リスクを高めますので、注意が必要です。
遺伝要素もあり、親きょうだいで大腸がんを患った方が1人いれば、リスクは2~3倍、2人いれば3~4倍といわれます。祖父母やおじ、おばに発症歴があるケースもリスクが高くなります。
大腸カメラでがんと確定
診断方法はお尻から大腸カメラ(大腸内視鏡)を入れて検査します。がん細胞が認められれば、大腸がんと診断します。内視鏡に抵抗がある人はCT検査も可能です。
内視鏡は近年の進歩で、画像を100倍以上に拡大したり、患部を強調表示したりできるものが登場しています。
人工知能(AI)に多くの症例を学習させることで、画像診断の精度も高まりました。診療報酬で“AI加算”が認められた内視鏡検査は、大腸がんだけです。
治療 ESDの手術 生存率99%
治療法はがんの進行度によって変わります。ステージ0(粘膜内がん)と、ステージⅠ(粘膜下層浸潤がん)のリンパ節転移リスクがないとみられるケースは、主に内視鏡治療となります。
ステージIの転移リスクがあるケースとステージⅡ以降は、内視鏡以外での手術が基本です。薬物療法(抗がん剤や分子標的薬など)、放射線照射などと組み合わせて治療します。
内視鏡治療は、早期のがんに行います。内視鏡の性能や治療法の進化に伴い、治療効果がとても上がっています。先進的な内視鏡的粘膜下層はく離術(ESD)を受けた、早期大腸がん患者の1740症例を追跡した調査があります。それによると、手術した付近での再発率は0・5%、5年以内に大腸がんで亡くなった人は0・4%で生存率は99・6%です。
がんの治療で最も効果が高いのは、早期発見・早期治療です。特に、大腸がん検診や人間ドック、健診でも行われる「便潜血検査」で潜血が見られれば、精密検査を受けてください。
便潜血 痔とがんの併発に注意
しかしながら、便潜血検査の受診率が20%以下と低く、潜血があっても、次の精密検査を受けない方が約3割います。
私たちのセンターにも、潜血を認めてから数年放置し、内視鏡治療ができないステージまで進行して精密検査を受けにくる方が毎年います。“数年前に精密検査を受けていれば、内視鏡で完治できたのに”と歯がゆい思いです。
精密検査を受けない人の理由は痔による出血だと考えたり、内視鏡に抵抗があったりすることが理由です。しかし、痔の有無と、大腸がんの有無は全く関係ありません。痔と大腸がんは併発します。
なお、抵抗があっても、便潜血陽性やCT検査でがんの疑いが出た場合は、確定診断するために、内視鏡検査は必須です(特定の既往症患者を除く)。
便潜血陽性で、がんが見つかる割合は約3%と高くはありませんが、受診者数が多いため、見つかる人数自体は少なくありません。また、がんがなかったとしても、発症リスクはほぼなくせます。
がん化していないすべてのポリープ(腺腫)を、内視鏡検査と同時に切除するクリーンコロンを行います。2003年以降に行われた大規模な研究調査(Japan Polyp Study)では、クリーンコロンを行うと、それ以降、大腸がんはほぼ発症せず、発症しても早期に治るがんのため、死亡率はほぼゼロです。
ただし、検査と同時での切除を行わない医療機関もありますので、事前に確認してください。
大腸の内壁は薄いため、内視鏡での切除には高い技術や経験が必要です。内視鏡での検査・治療をアピールしている医療機関は、比較的信頼性が高いと考えられます。
なお、便潜血陽性や、便通異常がある方は、検査に保険も適用されます。
日本の内視鏡技術は、世界トップクラスです。便潜血陽性を認めたら、何かの兆しだと捉えて、内視鏡検査を受けてください。
静岡県立静岡がんセンター堀田欣一医師
#整骨院#クラーク整骨院#厚別整骨院#交通事故治療#厚別区交通事故治療
#活性酸素療法 #ファシアリリース
#厚別ハンドボールクラブhttps://www.instagram.com/atsubetsuhc/https://shirakabakai.net/wp-content/uploads/2023/07/taishin_7.pdf ※LINE予約・お問い合わせ24時間受付中https://line.me/R/ti/p/@foh1993m 1.友だち追加 2.希望日時送信 3.当院から返信 4.予約完了 ※ウイルスを不活化するオゾン清浄機を設置しております。