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耕さない農業を推進 地面を裸にせず雑草を抑制
持続可能とは言い難い
皆さんは、「畑は耕すものだ」と思っていないでしょうか。これまで森林生態学を学んできた身からすると、農業で行われていることは不自然なことが多いと感じます。
例えば、森林では、畑のように耕さなくても、肥料をやらなくても、立派な大木が育ちます。実は「耕す」という行為は、作物を育てるために必要なわけではなく、雑草を制御するために行われているもの。耕すことで物理的に草を取り除いてきたわけです。
でも、耕すことで、さまざまな不都合が起きてしまいます。例えばミミズ。ざっくり掘り返す程度であれば、生き残ることができるかもしれません。しかし、現代のように機械で細かく耕してしまうと、まさに細切れ状態に。また、菌類にしても菌糸が伸ばせなくなり、いなくなってしまいます。つまり、残るのは小さなバクテリアだけ。彼らだけが頑張るから、土壌の有機物はどんどん分解され、減ってしまうことになるのです。
さらに土壌が痩せていくので、植物の生長に必要な肥料を追加し、さらに雑草を駆除するために除草剤をまかざるを得ない。その結果、土壌侵食が起きたり、病害虫の大発生が起きたり、気候変動に弱かったりすることに。持続可能な農業とは言い難いのです。
農地の雑草は、畑に特化して生長しやすいように進化してきました。そのため、地面が耕されると発芽を始め、たくさんの肥料を吸って、いち早く生長していきます。つまり雑草が生える理由は農作業にあるのです。
土は生き物とワンセット
土は、植物、微生物、動物が支えています。よく「土づくり」という言葉を聞きますが、多くの場合は、堆肥を入れようとか、〇〇菌を加えましょうというように、土に何かを加えようとします。しかし、土を作るというのは大変おこがましい言い方で、地球が数億年単位の時間をかけて作り上げたものを、ちょっと手を入れた程度で人間が作れるはずはありません。
土は単独で存在しているわけではありません。必ず植物とワンセット。植物が生えているから、土としての働きが生まれます。では土と植物だけでいいのかというと、そこには微生物もいますよね。しかし、微生物と植物を一緒にして実験系で育成しても、植物はあまり育ちません。植物と微生物の間で養分の取り合いが起き、微生物が勝ってしまうのです。
実は、植物と微生物は、あまり助け合っているわけではないのです。しかし、そこに微生物を食べる線虫などの動物を入れると、植物の生長が格段に良くなります。
植物と微生物だけでは足りず、ミミズや線虫などの動物が必要なのです。このバランスによって成り立っているのが土なのです。
不自然なシステムを転換
不耕起栽培のポイントは、耕さない、地面を裸にしない、地中に根っこがたくさんある状態にすること。この条件が達成できれば、どんな作物でも栽培可能です。
そこで考えられたのが、冬にライ麦を育てて、春先に刈り取らずに倒してマルチとして利用する方法です。マルチというのは、地面の表面を覆って日光を遮り、雑草の生長を抑えるもの。
ライ麦が2メートルぐらいに育ったところを、ローラーで倒していく。この時、わざと刈り取らずに倒すのが秘訣です。すると根がアンカーになって固定され、トラクターの車輪に絡まなくなります。さらに、倒れたライ麦の間の地面を円盤状のカッターで切り裂き、そこにタネをまいていきます。
どうしてこのような方法が良いのか、生物学的には理屈が分かっています。例えば、ライ麦は1平方メートル当たり1キロぐらい茂らさないと、マルチの効果がありません。しかも、倒したときに立ち上がってこないように、実が柔らかい乳熟期を狙って倒します。早いうちに倒してしまうと、頑張って立ち上がろうとしてしまうのです。
また刈り取らないで根がついているとアンカーにもなり、枯れても根が水の通り道になります。しかも、枯れるまでに光合成で作られた養分は糖類として根から土に染み出すのです。これが微生物の餌になります。耕さないのでミミズが増え、土壌の物理構造を豊かなものにします。耕さない方が良い土になるのです。
耕す農地という不自然なシステムを、生物多様性が支えるシステムに変える。そのためにもミミズがすめる畑を増やしていきたいものです。
福島大学 金子信博教授
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