クラーク整骨院（厚別森林公園新札幌交通事故治療） | 日記 | 新社会人のメンタルヘルス

   ダメージを小さくするには、自分や環境に対して期待しすぎないこと。これは「諦め」ではなく、許容する幅を広げるイメージです。ギャップを無理に埋めようとせず、いい意味で「こんなものかな」と、柔軟に捉えましょう。
　私はよく「人生は60点で合格」と言っています。何事も思った通りには進みません。4割くらいはうまくいかないものです。それでも、なんとかなります。「0点か100点か」という極端な考え方だと、しんどくなってしまいます。
　
   上司・先輩の皆さんに一番やってほしいことは、声をかける時に名前を呼ぶことです。「〇〇さん、おはよう」と名前を呼ばれるだけで、「存在を認めてもらえている」「自分はここにいていいんだ」という安心感につながります。
　逆に、絶対NGなことは、不調に気付いた時、“何とかなるだろう”と見て見ぬふりをすることです。
　勤怠の乱れ、暗い表情、ケアレスミスなどは、いずれもメンタル不調のサインです。気付いたら、必ず声をかけてください。その際は、皆の前や何かのついでではなく、時間と場所を確保して、一対一で話しましょう。仕事のことだけでなく、睡眠や食欲、休日の過ごし方など、丁寧に聞いてください。必要に応じて、医療機関などしかるべき所につないでください。
　サインを見逃さないためには、普段の様子を知っていることが必要です。


精神科医・産業医　井上智介さん


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