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“聡明な先回り”に要注意
干渉・矛盾・溺愛
最近は、比較的学歴の高い親御さんが子育ての相談に来られるケースが増えているように感じます。そうした親御さんは、おしなべて研究熱心ですが、一度迷いが生じるとどんどん深く悩んでしまって、八方ふさがりになる傾向があります。
もちろん、高学歴であることそのものが悪いわけではありません。
ただ、これまで物事をうまく運べてきた人ほど、「子ども」という未知なるものを相手に、自身の成功体験がまるで通用しないと、「どうして?」と落ち込む幅が大きいようです。
以前、親の養育態度について、親と子それぞれがどう評価しているかを調べたところ、親が陥りやすい子育ての傾向が「干渉」「矛盾」「溺愛」だと分かりました。
「干渉」とは、口出しし過ぎる、世話を焼き過ぎること。「矛盾」とは、子どもから見ると親の言動に矛盾を感じてしまうこと。そして「溺愛」は、猫かわいがりして過度に甘やかすことです。特に高学歴親の「溺愛」の特徴は「聡明な先回り」です。
皆さん、知識があって、教育熱心なので、子どもを見ていると「このままではきっと失敗する」といった近い未来に起きることが、ある程度見通せます。その「見通し力」が優れているあまり、転ばぬ先のつえを必要以上に用意してしまいがちなのですが、「干渉」「矛盾」「溺愛」の三つは互いに深く関わり合っています。
心配を信頼に変える
私は、不安解消ホルモンであるセロトニンを専門とする研究者だったので、「不安な親はどうやって子育てするのか」に注目してきました。この「不安」こそ、子育てにおける「干渉」「矛盾」「溺愛」に陥る要因です。
子どもへの信頼を増やしていった分だけ、心配や不安は減っていくというのが私の持論です。
子どもは大人に見守られつつ自由に“泳ぐ”ことで、初めて自分で考えて行動できます。その結果、時に失敗したり、怖い思いをしたり、恥をかいたりします。「以前はこうして失敗したから今回はこうしよう」と修正できます。このトライ&エラーを繰り返すことで成長し、脳内に「抑止力」も作られるのです。
ところが、多くの親は子どもを自由に“泳がせる”ことができません。特に「聡明な先回り」をしてしまうと、子どもが自ら考える力や課題解決能力、子どもの主体性を奪ってしまいます。
親が明日の学校の準備をしたり、宿題をやったか確認したり、忘れ物を学校まで届けたりしていないでしょうか。もし、“自分は先回りし過ぎているかもしれない”と感じたら、頑張って「手を出さない」「口を出さない」ように心がけましょう。その時大切なのは、子どもに任せたら、たとえ失敗しても怒らないこと。そして、うまくできたら思い切り褒めることです。親が我慢した分だけ、子どもは自由に“泳ぐ”ことができますし、子どもの自信につながります。先回りをやめて信頼をすれば、子育てが楽になるはずです。
武勇伝より失敗談を
プレッシャーをかければ子どもは伸びると信じている親は、子どもに高い目標を持たせようと、つい強いストレスを与えがちです。
実はストレスには「善玉ストレス」と「悪玉ストレス」があります。他者から怒られたり、他者に怒られるのを恐れたり、それによって自分を卑下したりするなど、心身の状態を悪化させてしまうのは「悪玉ストレス」です。
これに対して、アドレナリンを出してやる気を出させるのが「善玉ストレス」。例えば、スポーツなどで、大量のアドレナリンが出て集中できるのは、「善玉ストレス」によるものです。他人からではなく“自ら与えたストレス”であるのがポイントです。
この「善玉ストレス」をきちんと働かせるためには、心の状態が健康的であることが求められます。ぐっすり眠って、良い環境で思考する。そうすれば前向きになるための脳の前頭葉の働きが整い、論理的思考ができるようになります。
高学歴の親御さんが、してしまいがちなことが他にもあります。「成績はいつもトップクラスだった」や「大学受験の時は毎日10時間、勉強した」などと、自身の武勇伝を子どもに言ってしまうことです。「親は完璧だ」と思わせてしまうと、子どもの意欲をそいでしまう恐れがあります。武勇伝よりも、同じ年齢の時の失敗談の方が、子どもの自己肯定感は上がります。
親は、自分の思う「普通」に子どもが至っていないと、途端に焦り始めるものです。しかし、焦る必要はありません。3年後のわが子は、今と違って、できることが増えています。どんな子どもでも絶対に発達します。
“自分の子どもは絶対に成長している”と親が確信を持ち、口出し、手出しを意識的に我慢する。それができると子どもはどんどん伸びていきます。どんどん伸びていく子どもの姿は、きっと親にとって何よりの喜びになるはずです。
小児脳科学者 成田奈緒子さん
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