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TOP > クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) 日記 > 不安が成長し、生活を支配 日常に“芽”が潜む身近な病 強迫症
誰もがもっている、こだわりや、ちょっとした不安。それが増幅し、社会生活にまで支障が出てしまうのが「強迫症」です。
「読んで字のごとく」ですが、患者の意識に“不安”が強く迫ってくる病です。
圧倒的な不安に襲われて、どこかで自分の行動が度を越していると分かっていても、コントロールできなくなります。かつては「強迫性障害」と呼ばれていました。
主な症状として「強迫観念」「強迫行為」の二つの症状があります。
「強迫観念」は、思考面の症状です。強烈な不安やイメージが頭に浮かび、払いのけられません。
その不安を打ち消すために行うのが「強迫行為」です。
患者が発症する時期は平均して20歳前後。男女比は、ほぼ同じです。
強迫症は、時間が解決する病ではありません。対策をしなければ症状は悪化、常習化していきます。
そして、患者が“病気”だと認識しにくい側面もあります。
また、症状を恥ずかしく感じ、隠しがちです。実際、軽症なら他人に隠して生活ができてしまいます。
残念ながら、発症から受診まで平均8年を要している、という調査結果もあります。
先ほどの「強迫観念」「強迫行為」のいずれかの症状が、1日1時間以上出てしまうなど、一定以上の強さで出ているか。そして、社会生活に支障が出ているか。こういった点を目安に、精神科医が診断します。
“ちょっとした確認”から始まる
強迫症の身体的、脳神経学的な原因は明らかになっていません。症状の大本は、患者の心の内にある“不安”です。
誰しも、何らかの不安を抱いて生きています。その意味で強迫症は、日常に“芽”が潜む、比較的身近な病とも言えるでしょう。
例えば、新型コロナウイルスの感染不安に対する行動も、生活に支障が出るレベルになれば強迫症と呼べます。
強迫症は、往々にして“ちょっとした確認”から始まります。その不安がいつしか、手に余るほどに成長し、日常を支配するのです。
ある患者は、「ガスの元栓を閉めないと火事の危険がある」というパンフレットを見たことで、発症していると自覚しました。
元栓をひねり、力を緩めてから手を離す。しかし、中途半端だったかも……と不安になり、今度は力を入れて閉める。すると、力を入れすぎて壊したのでは、と逆回しして無事か確認する。また閉める。繰り返すうち、開閉の回す向きも分からなくなり、火を付けて確認する。これを1時間以上、汗だくで続けたといいます。
現実に届かない100%の安心を求めて
患者は“100%”の安心を目指しており、「強迫行為」を行うことで、一時的に安心しようとします。
しかし、火事の可能性はゼロにできません。ウイルスや細菌を完全に排除した生活は、不可能です。現実には届かない100%の安心を求めて、不安の対象は広がり、「念のために」と、新しい行為が増えていきます。
「強迫観念」と「強迫行為」は、互いに強め合って循環します。「この行為をすれば安全だ」という考えが、「この行為をしなければ安全ではない」にすり変わってしまいます。
「不安だから行動する」だったのが「行動しないと不安になる」と、順序が入れ替わってしまうのです。
さらに、不安に支配されているため、増加した強迫行為のすべてで手が抜けません。精神的にも、肉体的にもすり減っていきます。そのたまった疲れが、より不安を高めます。
この病は、世界保健機関(WHO)から「生活の質(QOL)が低下する十大疾病」に挙げられたこともあります。「1回の通勤の疲労が、山登りに匹敵する」と例えた人もいます。
家族にルールを行うよう求める
不安が出る場所を避けるため、行動範囲も狭くなります。症状が進めば、自宅や部屋から出られなくなります。
それでも症状は出続けます。空間を狭めても、そこに時間やエネルギーを集中させ、新たな不安の“芽”を見つけ出すのです。
そして、100%の安心を求めるため、家族が同居していれば、自分のルールを行うよう求めるなど、必ず巻き込んでいきます。
具体的な症例
◆火事への不安から、何度も火元を確認する
◆道や駅で、他人とすれ違った際に、けがをさせていないかが不安になり、何度も振り返ったり、現場に戻ったりする
◆汚れが落ちない不安から、長時間の手洗い、入浴を行う
◆感染症への不安から、購入商品をすべて洗う
◆道に動物のフンが落ちていないかが不安で、慎重に確認し、通れない道が増えていく
◆音や感触がしっくりくるまで、何度もドアを閉め直す
◆長時間かけて本棚の本を高さ順に並べたり、靴の左右をピッタリそろえたりする
兵庫医科大学精神科神経科学講座主任教授 松永寿人さん
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