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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) | 日記 | ひきこもりはチカラにもなる


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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療)

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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) 日記

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ひきこもりはチカラにもなる (2023.01.21)


 ひきこもり当事者は、社会から「怠けている、甘えている」と勘違いされていますが、私はむしろ、正直で、真面目な人が多いと感じています。
 ただ、病的なほど度が過ぎると、周囲を気にするあまり、疲れて病んでしまいます。ひきこもることは自分を守る行為であり、悪いことではありません。誰だって、何か嫌なことがあれば、ひきこもりたくもなります。
  

「ひきこもり研究ラボ」は今年、開設10周年。ラボを立ち上げた理由。

  
 2013年ごろ、九州大学内に「ひきこもり研究ラボ」を立ち上げて、これまで国内外の医療研究機関や支援団体と連携し、ひきこもりの多面的理解に基づく具体的な支援法の開発を進めてきました。
  
 同時に、ひきこもりの専門外来を設けて患者の治療に当たっています。ひきこもり自体は状態であり、疾患ではありませんが、ひきこもり当事者は精神疾患を併発することが多いためです。


■家族支援の5ステップ「ひ・き・こ・も・り」
 
 うちのひきこもり外来の知見や海外における心の応急処置法などをベースに、家族支援に特化した「5つのステップ」を提案しました。
  
 ①評価(「ひ」ょうか)
 第一段階は、ひきこもり状況の理解です。家族が、ひきこもりの知識を身に付けていれば、正しく当事者の状況を評価することが可能になります。ただし、なぜ当事者がひきこもってしまったのかという原因探しをし過ぎないことも大切です。
  
 ②聴く(「き」く)
 次に、傾聴による相談しやすい居場所づくりです。家族の意見や要望を当事者へ伝える前に、まずは当事者に寄り添い、声を聴いていくことが大切です。当事者は「受け止めてもらえた」「こんなことを話してもいいんだ」と、安心することができます。

 ③声かけ(「こ」えかけ)
 続いて、適切な声かけによる前向きな行動変化です。まず、こちらから当事者に声をかけて、自分が心配していることを伝え、「何かできることはないか」を聞いてみましょう。
 声かけのタイミングは「当事者が心身の不調を訴えている」「不調そうだが、当事者が自分から訴えてこない」場合が望ましいです。もちろん、「不調が目立たない」場合でも声をかけることは大事だと思います。
  
 ④求める(「も」とめる)
 次に、状況に応じて専門家に支援を求めることです。精神疾患が疑われる場合は、専門家による支援が必要になってきます。当事者へ、効果的な治療法があり、良い助けを得られることを伝え、専門家を求める行動に導くことが大切になります。
  
 ⑤リラックス(「り」らっくす)
 最後に、リラックスできる家族での取り組みです。まず、ご両親が元気を取り戻していくことが大切です。家族が気分転換できる活動をすることを勧めています。「親の会」など共通の悩みを抱える方との交流も重要ですね。



■日本人は「遊び」が足りない!
 
 海外に比べて日本では、「遊ぶこと」が軽視されています。
 遊びは、人間にとってエッセンシャル(不可欠)なものなのに、日本では「遊びよりも他にやることがあるでしょう」と、ネガティブな印象を持つ人が多い。そのため、休む環境、余白が失われているのではないかと危惧しています。
  
 私は、当事者のお子さんを抱えた親御さんに、甘味を食べたり、買い物したり、散歩したりと、「毎日1つは楽しいことをしてください」と提案しています。
 “子どもが大変な時なのに……”と思われるご両親が多いのですが、そうであればなおさら、自分の好きなことも大切にしてほしいんです。
  
 当事者の中には、“私のせいで親に迷惑をかけている”と、気まずさを抱えながら生活している方が少なくありません。お父さん、お母さんがずっと子どものことばかりを考えて元気がないと、お子さんは余計参ってしまいます。ご両親が遊んでリフレッシュし、少しでも穏やかでいれば、子どもだって安心できると思うのです。


■「みんな」ではなく「私」を主語に

 家族・両親が心に余裕を持てると、子どもにとっても家庭は居心地のいい場所になりますね。同じように、社会全体も、誰もが生きやすい方向に進んでいければと思います。
  
 日本での生きづらさの原因の一つは、同調圧力の強さにあると思います。日本語の会話の特徴は、主語がなくても成立するところですが、必要になると急に、「みんな」を主語にしがちです。「みんなはできているのに、何であなたはできないの?」と、学校や家庭、職場などでバサッと切り捨てる風潮があります。
  
 「私だけができないんだ」。このような思いを抱く子どもたちの自己肯定感は当然、低下していくでしょう。
 
 「みんな」の代わりに「私」を主語にすることで、問題は解決していくのではないか、と期待しています。
  
 「みんな」は、不可視で絶対的な存在であることから、発言者の責任や理由の説明もいらない、便利な言葉です。しかし、大人たちが多用し過ぎると、子どもたちの個性ややる気を奪いかねません。
  
 だからこそ、子どもを注意する時は、「みんなやっているんだから、あなたもやりなさい」と言うのではなく、「私は●●(理由)と思うから、あなたが○○することが大事だと思う」と伝えてみてはいかがでしょう。


■集団の中でも“1人”でいられる力
 
 うちのグループ療法は、当事者2、3人で1グループを構成し、トークテーマは設けず、「どなたからでも、どんな内容でも自由に話してください」と伝え、話す時間を1時間、用意しています。
  
 私も毎回、参加していますが、最初は皆、沈黙が苦手で、みんなに合わせようと、無理してしゃべろうとするんです。しかし、回を重ねるごとに、場の雰囲気に慣れていき、互いに気を使わなくなり、沈黙を楽しめるようになります。
 つまり、矛盾していますが、集団の中で沈黙できるようになるため、敢えて話す場を提供しているのです。
  
 集団の中にいても“1人”でいられる(孤独でいられる)ことを、私は「ひきこもる力」と呼んでいます。
 「ひきこもる力」を持った方は、ひきこもり状態を前向きに捉えられるようになったり、状態が改善したりした方もいます。また、このグループでは、療法を終えた方のために、簡単な“卒業式”を行うようにしています。


■“卒業式”で“心の巣”をつくる

 式は大げさなものじゃないんです。私が「●●さんの参加は今日が最後です」と言うと、“卒業生”の当事者はいろんなことを話される。すると、話した人や、それを聞いて送り出した人たちは、その場が“母校”になるんです。
  
 当事者の中には、不登校等を経験しているためか、「母校」や「故郷」など、“帰る場所”がない、という感覚をお持ちの方がいます。巣がないと「巣立ち」はできません。だから、“心の巣”をつくっていきたいと思い、行っています。
 中には状況が悪くなり、グループに戻ってくる方もいますが、“帰る場所”があることが救いになっているようです。
  
 
ひきこもり研究ラボ@九州大学 精神科医 加藤隆弘准教授

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