クラーク整骨院（厚別森林公園新札幌交通事故治療） | 日記 | 図書館にある正確ながん情報

国立がん研究が寄贈　いざという時の知識が充実

　健康な人が、がんの知識を学ぶ機会は限られています。いざ知ろうとしても書店やインターネットには玉石混交の情報があふれ、選び取るのは難しいもの。誤った情報に惑わされれば、適切な治療を受けられない恐れもあります。


混乱した状態で情報を探し始める

　がん情報を提供する試みとして、同センターはウェブサイト「がん情報サービス」を運営し、知名度も上がってきました。
　「ただ、それだけでは届かない人がいる」と同センターがん対策研究所の八巻知香子・患者市民連携推進室長は話します。
　情報を探し始めるのは、自身や家族ががんの可能性を疑った時か、がんになった時。混乱した状態でたくさんの情報を得ても、なかなか頭に入りません。インターネットを使わない人がいることも考慮すると、多くの人に届けるのは簡単ではありません。そこで考えられたのが、図書館での公開でした。「ほとんどの市町村にあり、展示すれば『探さなくても目に入る』のがポイント。いざという時、『あそこにあったな』と思い出してもらえる」
　図書館学の専門家の協力を得て、手始めに全国3地域の図書館で試行的に取り組み、それを基に2017年に始めたのが、名付けて「がん情報ギフトプロジェクト」です。

離島も含めて全国577館に

　図書館にギフトする内容は充実しています。個別のがん情報として「胃がん」「大腸がん」「肺がん」「乳がん」などの解説冊子。共通する情報として、いざという時の基礎知識を伝える「がんと診断されたあなたに知ってほしいこと」「家族ががんになったとき」、働く人向けの「がんと仕事のQ＆A」などがそろっています。
　国の施策で各地に整備され、誰でも利用できる「がん相談支援センター」の紹介資料や、持ち帰り用のチラシやパンフレット、専用バインダー、収納してすぐに展示可能な専用棚などがセットです。
　寄贈先の図書館リスト、寄贈の申し込み、寄付手続きについては、「がん情報サービス」のウェブサイトからたどれる同ギフトプロジェクトのページで。


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