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遊園地のコーヒーカップで回った感覚
耳が原因のめまいで、発症数断トツ
中高年の女性に患者が多い
“頭を特定の位置”に動かした瞬間に起こる、例えるなら、遊園地のコーヒーカップに乗っているような感覚で吐く人もいるくらい強い回転性のめまいです。
シャンプーで下を向いたり、物を干そうと上を向いたりした時に起こります。
1分に満たないくらいで、めまいは止まりますが、頭を同じ位置に動かすとまた、めまいが起こります。
原因は耳の中に平衡感覚をつかさどる三半規管があります。その根元(前庭)にある耳石が剝がれ三半規管に入り、起こると考えられます。
どうして耳石が剝がれるのかというと、耳石はカルシウムの粒なので、カルシウムの代謝障害や骨粗しょう症が主な要因です。中高年の女性患者が多いため、加齢や女性ホルモンが関わっていると思われます。頭を強く打って剝がれることもあります。
また、なぜ耳石が入ると、めまいが起きるのかというと、“頭が動いた”という感覚は、三半規管の中にあるリンパ液の動きを感じ取ることで起こります。しかし、三半規管に侵入し、たまった耳石が、北海道のマリモのように、くっついて塊になる場合があるんですね。するとリンパ液を動かす力となり、実際の動き以上に「頭が動いている」と感じ、めまいが起きるんです。
一つ一つの耳石は小さく、塊にならなければ発症しません。
耳の異常が原因のめまいの中で新規患者数は断トツです。次がメニエール病です。メニエールが慢性的な病なのに対し、BPPVは耳石の塊を三半規管から出したり、塊が砕けて小さくなったりすれば、症状は出なくなります。
耳石を出せば症状はなくなる
三半規管は文字通り、三つの半環状の管です。まず左右どちらの耳の、どの管に耳石が入り込んでいるのかを診断します。めまいが起きている時は、実際の目玉(眼球)も回っています。その患者は、頭がどの位置に来ると、眼球がどう動くのか(眼振)。特殊な「フレンツェル眼鏡」や赤外線カメラで眼振を観察し、耳石の位置を確認します。
耳石の位置が分かれば、頭や体を動かし、三半規管から耳石を出します。7~8割は、この「頭位治療」で良くなります。1回の治療で症状が出なくなることもあります。補助的に吐き気止めなどを使う薬物療法や、運動療法もあります。
再発の不安が大きい方に、一時的に抗不安薬を処方することもあります。
出した耳石が三半規管に戻ることや、新たな塊ができる場合もあるため、再発率はそれなりに高いです。しかし再発しても、また耳石を出せば症状は出なくなるし、命に関わる病ではないので心配しすぎないでください。めまいを止めようと頭を動かすうちに、塊が砕けて治まることも、よくあると考えられています。
実は、BPPVで良くないのは「絶対安静」です。めまいが起きると、どうしても“動いてはいけない”と考えがちですが、かえって治りません。怖がらず、積極的に体を動かしましょう。
その意味で、頸椎(首の骨)の痛みを抱えている人などは、首を動かしてはいけないため、BPPVになりやすいことも確かです。
とにかく“頭を動かす”ことです。
BPPVの予防法として、枕が低いと、耳石の付いている位置が三半規管よりも高くなり、発症しやすくなります。耳石が剝がれた際に、三半規管に落ちやすくなるからです。
高めの枕を使うか、少なくとも枕なしで寝ることは避けてください。“寝相”が良い人の発症も多いんですよ。寝る前に頭を2~3回振ることも効果的です。
日中、できるだけラジオ体操などをして、体(頭)を動かすことが大事です。長時間、頭を動かさない可能性のある刺しゅうやパソコン作業などでは時折、頭を動かすように心がけてください。
帝京大学医学部附属溝口病院 「めまい外来」室伏利久教授
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