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放射線と発がん作用
ラジウムを発見しノーベル賞を受賞したマリ・キューリーは、1934年放射線被曝によると思われる白血病で亡くなっています。
2011年3月11日の東日本大震災の際、放射線被曝の問題がわが国でも大きくクローズアップされました。4000ミリシーベルトという大量の放射線を浴びると、半数の人が60日以内に亡くなることが明らかになっています。これはがんが発生したため亡くなる訳ではなく、放射線によるアポトーシスによって骨髄の幹細胞が破壊され白血球が極度に減少するため、感染によって亡くなるのです。
長崎、広島の原爆投下後の長期にわたる人体影響への調査によると、100ミリシーベルト以上の被曝で、がんの発生率が増加することが明らかになりました。日本人が1年間に受ける自然放射線量は、1.5ミリシーベルト程度と言われており、世界平均が2.4シーベルトであることから、かなり低い値ですが、わが国ではCTなどのいわゆる医療被曝が他の国に比べて多いと言われています。
実際の放射線量を調べてみると、胸部X線撮影0.005、胃のバリウム0.6、CT6.9ミリシーベルトであり、医療被曝を必要以上に気にかける必要は少ないと思われます。
しかし、わが国は世界でCT機器を最も多く所有している国であり、診察以外に人間ドッグなどでもCT検査が多用されているのが現状です。放射線による発がん機序は細胞のDNAの二重らせんを切断するという強力なものであり、少量であっても放射線を人体に照射することには慎重になるべきであると考えます。
非喫煙女性の発症する肺がんの32%」が受動喫煙に基づく
国立がん研究センターは、夫が喫煙しない場合と比較して1日20本以上喫煙する夫の場合、13年間にわたる女性3万人の追跡調査を行った結果、非喫煙女性の肺がんの約32%が受動喫煙によって発症することが分かりました。実際にわが国では、毎年約7000人の方が受動喫煙による肺がんで亡くなっているのです。
実は、わが国でタバコ事業を管轄しているのは、厚生労働省ではなく財務省であり同時に日本たばこ産業(JT)の筆頭株主も務めております。
タバコの税収入はここ数年2兆円前後で推移しており、財務省にとっては貴重な財源であることは確かです。
しかし、最近になって、喫煙の害による総損失額は医療費も含めて約2兆円であることが推測されています。このうち、医療費が1兆2600億円を占めその中でもがんの医療は5000億円を超えています。
したがってタバコの税収入は喫煙の害による医療費などで相殺されていることが明らかになっています。
アルコールとがん
アルコールの発がん作用で最も重要なのは、アルコールが分解されて炭酸ガスと水になる過程で出てくるアセトアルデヒドです。アセトアルデヒドを分解するアセトアルデヒド脱水素酵素にはホモタイプとヘテロタイプという二つの変異があります。
ホモタイプはいわゆる下戸の人。酵素活性が全くないので、一滴も飲めません。ヘテロタイプは、少量の飲酒ですぐ顔が赤くなる人。このタイプの人が飲酒すると食道がんになりやすいことが分かっているので、決してお酒を無理強いしてはいけないことを周りも理解して下さい。
食道がん
早期診断のために内視鏡下でヨード(ルゴール)を散布する方法がよく行われます。正常の食道粘膜はヨードを取り込み茶色に染まりますが、がんになるとヨードを取り込まないため染まりません。
またわが国で、食道がんの治療法として世界に誇れるのは内視鏡治療です。表層に限局している食道がんに限られるので、内視鏡手術を行い得るためにも、食べ物がつかえるなどの症状が出ないうちに、早期発見早期治療が必要になります。
タバコも酒もたしなまない人には食道がんはほとんど発生しない
わが国の食道がんの大半は扁平上皮がんであり、その原因は喫煙とアルコールにほぼ限定できます。喫煙を1日8本以上、かつ1日6.5合以上の飲酒を行うと、食道がんになる確率は約50倍になると報告されています。
食道がんの患者の中には、アルコールを多く摂取していないのに発症した人が散見されますが、その大半はアセトアルデヒド脱水素酵素に変異のある人です。
乳がんの発症には女性ホルモンであるエストロゲンが深く関与
乳がんはリンパ節転移の確立が高いので、単純乳房切除術でも腋の下のリンパ節の郭清は必要と思われてきました。しかし、腋の下のリンパ節をすべて取ってしまうと、術後、リンパ液の貯留や傷の痛みなどの合併症が出やすいため、近年は、乳がん内にできたがん細胞が、最初に流れ着くと考えられる乳房周囲のセンチネルリンパ節(見張りリンパ節)を検索し、ここにがん細胞がなければ、腋の下のリンパ節郭清は必要がないことが明らかになってきました。
避妊に処方される経口避妊薬(ピル)や閉経後の講演着障害の治療薬であるホルモン補充療法にはエストロゲンが含まれており、WHOの国際がん研究機関は、明らかな発がん性があると判定しています。
厚生労働省の研究では、イソフラボンを多く含んでいる大豆製品の摂取が多いほど乳がんのリスクが低下することが報告されています。イソフラボンの構造はエストロゲンと類似しているため、エストロゲン受容体に結合し、エストロゲンの作用を弱めるのではないかと推測されています。イソフラボンの乳がん予防効果は大豆製品を多く摂取するほど認められますが、サプリメントで同じ量を摂取しても効果は見られないことに注意が必要です。
北海道医療大学学長 浅香 正博さん
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