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「絶対に許さない!」「この子を守る!」との確信を
全体の問題と捉え
いじめに限らず、社会の出来事をよく見てみると、ある種の共通した構造が浮かび上がってきます。
まず、事件の中心には、当然ながら被害者と加害者がいます。それを取り巻くように、見て見ぬふりを決め込む人や、はやしたてたりする人、一方で、まったくの無関心の人がいる。
当事者同士の関係を、さらに複雑にする、この第三者にも問題があると言わざるをえない。いわば、全体の問題としてとらえなければならないでしょう。
フランスの社会学者・デュルケームは「傍観者」の態度いかんによって、「いじめ」や「非行」の表れ方の度合いが違ってくると指摘しています。
つまり、「傍観者」が多ければ多いほど、いじめはひどくなり、残虐になるというのです。今の社会全体にも、時代風潮にも、悪いことを悪い、間違っていることを間違っていると言い切れない弱さや曖昧さがあります。
いじめは、倫理と慈悲なき社会の反映です。その問題の解決には、どういう社会を築くのかという目的観、信条が問われます。教師・親・社会が子どもをどう見ているかが大切です。
心のエネルギー
いじめられている当事者からは、なかなか周囲に相談しづらいもの。そのことをまず、親も教師も認識しなければなりません。言い出せない理由として①いじめっ子からの報復に対する恐怖②話してもムダという教師・親への不信感③いじめられていることを他人に知られる恥ずかしさ④裏切り者・密告者として、集団から切り捨てられることへの不安などがあるようです。
周りの人は傍観を装って、われ関せずの、安全地帯に逃げ込む。当事者からは、言い出せない。その結果、いじめは、潜伏して見えなくなって、ますます深刻化、陰湿化していく。最悪の場合、いじめられた子が亡くなって初めて、表に現れることになります。痛ましい循環です。
ですから、親も教師も、たえず心のアンテナを張り巡らしていないといけません。
子どもの様子を知るポイントは「かきくけこ」といわれます。「か」は顔色、「き」は機嫌、「く」は苦情、「け」はけんか、「こ」は声。言葉や振る舞いだけでなく、その奥にあるものは何か。声にならない声を聞き取るには、子どもの“心音”にまで耳を傾けるような関わりが必要です。
いじめは、早期発見・早期対応が第一。子どもたちは、“小さなサイン”を毎日いっぱい出しています。「それを受け止めるには、教師・親の側に『心のエネルギー』がないとできません。
「心のエネルギー」というのは、「絶対に解決してみせる」という責任感の強さです。また、「何としても、この子を守ってあげたい」という愛情の深さでしょう。
もう一つ大事なのは、教師自身が、「いかなる理由があろうとも、いじめは絶対に許さない」と言い切る毅然たる態度と、確信の深さだと思います。「私がいれば大丈夫。必ず解決する」という雰囲気が、自然のうちに生徒に伝わっていくのです。放任は、無責任に通じます。
その場で対応する
「ああ困った、困った、どうしよう」となってはいけない。具体的に、手を打っていくことです。
「真剣」に勝るものはありません。その上で周りのことを、しっかり見ていくことも大切でしょう。一生懸命過ぎて視界が狭まり、子どもに対して一方通行になってしまうこともあるからです。教師や親が陥りやすい点かもしれません。
そのためには、子どもたちの話を、いったん、しっかりと受け止めてあげることです。(これが簡単なようでむずかしい)
すぐに「ああしちゃだめ」「こうしなさい」ではなくて、「そうだったの」「大変だったね」と受容してあげる。子どもたちは、それだけでうれしい。
また、大切なのは、何かあるな、悩んでるな、苦しんでるな、と思ったらその場で対応することです。
電光石火、一瞬が勝負です。
「子どもは親の背中を見て育つ」のは、今も昔も変わらない。親の人生観、目的観がおのずと子どもに伝わっているのは間違いないでしょう。
ある女子中学生の体験。
彼女は、いじめに遭っていることを母に内緒にしていました。ある日、彼女はあまりのつらさに、帰宅後、玄関で泣き崩れてしまいます。母は驚いた様子でしたが、娘の話をじっくり全部聞いてくれました。それからは、親子で何でも話し合えるようになったそうです。
実は母は、近所の友人から、それとなく聞いていたようなのです。娘の涙を見て、「来るべき時が来た。よし! いっしょに乗り越えよう」と決心したのでしょう。
この時、母は「(あなたは)その人たちと同じレベルになることはないよ」と娘を励ましています。いじめっ子と同じレベルで相手を憎んだり恨んだりするな、ということを言いたかったのかもしれません。
すぐにいじめがなくなったわけではありませんが、その女子中学生は「母に打ち明けてから、いじめが怖くなくなった」と言っていました。
お母さんが、ついている、分かってくれている、という心強さがあったのでしょう。と同時に、この最大のピンチの時に、お母さんが、せつせつと「人間としての道理」を説いた。これが彼女の中の“何か”を変えたのでしょう。
方法だけでは解決しません。こうすれば絶対に解決するというものでもありません。
いじめに断固として立ち向かう姿勢が、最も肝心です。
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