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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) | 日記 | わが子の「意見」に耳を傾ける「対話」を


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わが子の「意見」に耳を傾ける「対話」を (2022.08.10)


こども基本法の意義

「子どもの権利」とは。
 
 1989年に国連で採択され「子どもの権利条約」で定められた最も大切な「4つの権利」というものがあります
①「安全安心に成長する権利」
②「子どもにとって最も良いことが実現される権利」
③「自分の意見を伝え、参画する権利」
④「差別されない権利」ということになります。

 ほかにも「遊ぶ権利」「休む権利」「教育を受ける権利」「子どもの権利について、子どもたち自身が知る権利」なども条約に位置付けられています。
 子どもたちの権利を実現するために、大人たちは子どもや若者の意見にしっかり耳を傾けて尊重し、社会の中に反映されているでしょうか。

問い掛けを重ねて

 子どもが自分の意見を表明できる。それが地域や社会の仕組みに反映されていく。こうした体験の積み重ねは「自分は決して無力じゃない」といった自己有用感を高めていくことにもなります。

 そしてそれは、子どもたちにとって最も身近な居場所である、「家庭」の中から始められる取り組みでもあるんです。
 例えば夏休みの旅行の行き先を決める時、親が勝手に進めないで、子どもに「どこに行きたい?」って意見を求めることだったり、晩ご飯のメニューについても「何が食べたい?」って尋ねてみたり。もちろん思春期のお子さんであれば「どこでもいい」「別に」といった素っ気ない答えしか返ってこないことも多いでしょう。その時に「何、その態度は?」とケンカしたら本末転倒です。大事なことは、「あなたの意見を尊重しているよ」というメッセージを伝え続けることですから。
 お子さんがまだ言葉をうまく使えない年頃であっても、「子どもの意見を尊重する」関わりはできます。子どもが幼いうちは、親から見て、「この子は、これがしたいんだな。あれが欲しいんだな」というのが、表情やそぶりで何となく分かることがありますよね。その時に親が“先回り”して動いてしまうのではなくて、必ず「あなたは、どうしたい? これ欲しいかな?」と問い掛けるんです。答えをせかすような聞き方ではなく、温かな声で、笑顔で。
 こうした「問い掛け」を幼いうちから重ね続けること、「自分の意見を、親は聞いてくれるんだ」という安心感を育むこと。そんな小さな積み重ねがあってこそ、子どもは、「自分の意見を表明できる人」になっていくのではないでしょうか。

ワガママになる!?

 一方で、「子どもの意見を聞いてばかりいたら、ワガママに育ってしまうのではないか」と懸念する大人の声もありますが、
ハッキリとお答えしておきますが、「そんなことは絶対にありません」。むしろ「自分の意見を表明する権利」を学んだ子どもたちは、ワガママになるどころか、相手の意見を尊重できる人に育ちます。なぜなら、「自分の意見を尊重してもらえた」実感とともに、「だからこそ、相手の意見も尊重することが大事なんだ」という気づきや学びを得ていくからです。
 「子どもの意見を聞く」といっても、何でもかんでも全て受け入れるという意味では、ありません。親は親としての考えを言う。それとともに、ちゃんと子どもの声にも耳を傾ける。意見が違ったら、どうすれば歩み寄っていけるかを、また話し合う。そう、「対話」です。
 親子の豊かな対話を生み出すポイントは、親自身が悩んだり迷ったりしていることを子どもに「伝える」「開示する」ことでしょう。例えばスマートフォンの使い方。初めて子どもにスマホを持たせた親が、SNSのやりとりなどを逐一、無断でチェックすることについて賛否両論ありますよね。私はこれが、子どもの「プライバシー権」「自己決定権」の侵害に当たると考えているんです。
 もちろん「いじめに遭っていないか」「性被害につながるようなことはないか」と心配する親心は、よく分かります。であれば、その「不安」をちゃんと子どもに伝えればいい。そして「もし、いじめにつながりそうなやりとりがあったり、性被害に遭いそうなことがあったりしたら、その時はスマホを見せてほしい」と対話を重ねながら、一緒にルールを作っていけばいいんです。
 そこには親から子どもへの「信頼」があり、子どもの尊厳を大切にしようという姿勢があります。そんな親の心を感じ取った子どももまた、親への信頼感を増していくに違いありません。こうした「信頼関係」の中で育った子どもが、はたして“ワガママな子”に育つでしょうか。

共に成長しなければ

 日本は長らく「大人が子どもの意見を聞かない国」だったと思うんです。子どもが大人と等しく権利を持った主体であることを認めず、「未熟な存在」と見なして、「対話」をしてこなかった社会だったとも言えるでしょうか。
 そんな社会の中で子ども時代を過ごし、親・大人になった人たちであれば、「子どもの権利」といわれてもピンとこないのは、無理のないことでしょう。親から信頼されず、自分の意見を聞いてもらえず、傷ついた経験のある人も少なくないかもしれません。けれど、だからこそ、そんな人たちに問い掛けたいんです。「同じような経験を、未来を生きていく子どもたちにさせたいと思いますか」と。
 「こども基本法」に命を吹き込むことができるかどうか。その鍵を握っているのは子どもだけではなく、私たち大人もです。「子どもの権利」について学び、成長しなければならないのは、むしろ大人のほうです。
 「子どもの権利」を大切にする社会は、子どもたちだけが大切にされる社会ではありません。互いの意見を尊重し、子どもも大人も愛し愛される幸せな社会を築いていく根幹をなすものだと、私は確信しています。
 
日本大学文理学部教授 末冨芳さん

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