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心の声に耳を傾ける
昨年、一通の手紙が届きました。差出人は、かつての教え子・Aさん。
Aさんは、家庭では普通に話せるのに、小学校では一切声を出せない、いわゆる「場面緘黙症」でした。
授業などで発言する番になると、Aさんの唇はかすかに動きます。“話したい気持ちはある”――だから、無理はさせません。周りの児童も理解し、日頃から優しく接してくれました。
Aさんの声を聞くことがないまま別れたので、ずっと気に掛かっていました。
30年ぶりに再会したAさんは、自らの声で、静かに胸の内を明かしてくれました。
幼稚園に初登園した日、Aさんは先生からのあいさつに応えることができず、それ以来、声を出せなくなってしまったとのこと。高校進学を機に、“このままではいけない”と、声を発する挑戦を始め、努力を重ねる中で症状を克服し、現在は研究者の道を歩んでいるとのことでした。
教育現場では、さまざまな課題のある子どもがいます。それでも、一人一人がAさんのように豊かな可能性を秘めた存在です。
子どもは“未熟”でもなければ、劣った存在でもありません。幸福になる権利を持つ、一人の立派な人間なのです。
だから、子どもの可能性が花開くよう、どんな子どもにも尊敬の心をもって接してきました。
うまく表現できない
教員人生で最も悩んだのが、40歳の頃。
ある日、保護者から「子どもが帰ってこない」と連絡が。
幸い、午後9時すぎに自宅近くで無事、発見。後日、家庭内に居場所がない状況だと分かりました。
大人にとって“問題”と思える、子どもの行動には理由があるものです。子どもは、その理由をうまく表現できないだけなのです。
これを機に、児童一人一人の話をよく聞くことにしました。授業での発言を通して、その子の考え方を知る。給食を一緒に食べながら、興味・関心を知る。“聞いているふり”では、子どもは敏感に気付いてしまいます。
“よく聞くこと”とはよく言われますが「言葉による表現から、その奥にある精神の心音を、よく聞いていくということ」の上に、「教育する側に、それだけのキャパシティー(容量)がなければならない。それは、大海のように慈愛の深みがあってこそ、可能となる」ということを長年の教育に携わっていく中でしみじみと感じています。
昨年10月の文部科学省の発表によると、小・中学校における不登校の児童生徒数は約20万人と過去最多を更新しました。不登校が増えるタイミングは、長期の休み明けといわれています。もうすぐ迎える夏休みを心身共に健やかに過ごせるか、丁寧に見守ることが大切です。
2年前に定年退職してから、不登校の児童・生徒と関わっています。不登校の子をもつ保護者と接すると、心配する気持ちは痛いほど伝わってきます。
しかし、ちゃんと子どもに向き合うことなく、話を聞かないまま、学校に通わせようとするだけでは、かえって子どもを「型」にはめるだけで、反発を招きかねません。
子どもたちの個性や成長のスピードも違って当然といえます。
目の前の子ども一人一人がもっている、その子でなければ果たせない、かけがえのない使命を、大人が信じられるかどうかに懸かっています。
島田金男教諭
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