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自分の髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」が、ここ十数年で広く知られるようになりました。NPO法人「Japan Hair Donation&Charity」(以下、ジャーダック)は、ヘアドネーションの取り組みを日本で最初に始めた団体です。
少ない需要にこそ
ウィッグというのは、利用者が使い勝手を口コミで広めるような開かれた市場ではありません。だから、どのようなニーズがあるのかを把握するのが難しい。特に子ども用のウィッグはそうで、既製品では選択肢がほとんどないのです。セミオーダーやフルオーダーで注文するしかなく、そうすると、30~50万円もする高価なものになってしまう。人毛ウィッグは毎日使うと2年程度で経年劣化しますから、買い替えのことも考えると家庭の経済的負担が非常に大きくなってしまいます。
少ない需要かもしれませんが、そこに手を差し伸べたいと思い、18歳以下の方をウィッグ提供の対象としました。
善意の押し付け?
私は、ジャーダックの取り組みには功罪あると思っています。功の部分は、ヘアドネーションを通して、髪の毛に悩みを抱えている子どもたちがいることを知ってもらえたことです。
よく誤解されるのですが、ウィッグを必要としているのは全員ががん患者というわけではありません。ウィッグをお渡しした方のうち、がんの子どもたちは2割程度。それ以外の多くは、脱毛症・無毛症といった病気を抱えた子どもたちです。こうした病気を知ることで、病気と向き合う子どもたちが少しでも生きやすくなるきっかけになればと思います。
罪と考えるのは、ウィッグという便利なものを無償で渡し続けてきたことで、「ウィッグが欠かせない社会」を助長してきたのではないかということです。気持ちをくみ取らず、善意を押し付けてはいまいか。「ウィッグは着けるべきもの」と、無意識のうちに、少数派の人たちを多数派に寄り添わせる構図を下支えしてきたのではないか。そう自問するのです。
「ウィッグがないと生きづらい」という人が減らない、もしくは増え続ける世の中というのは、私たちが望む多様性の世の中ではありません。ウィッグを着けようと着けまいと自由に生きられる社会。それが理想です。
若い世代のヘアドネーションの認知は高く、生まれて初めて人のためにする寄付がヘアドネーションというケースも増えているようです。誰かのためにと、一歩踏み出している若い人たちの心は素晴らしく、将来に希望が持てます。
その上で、髪の毛を寄付しても、しなくても、ヘアドネーションのもう一歩先に、ぜひ踏み込んでほしいと思います。「この人たちが本当に望んでいるのは、髪の毛をもらうことなのか?」と、深く考えてみてほしいのです。それが、誰もが生きやすい社会を考えるきっかけになるからです。
NPO法人 Japan Hair Donation&Charity 代表理事 渡辺貴一さん
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