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隠れた病気にも注意して
手術の選択は慎重に!
原因をしっかり特定することが大切
見えにくさや見た目を気にして手術を選択する患者もいますが、専門家は、似た症状でさまざまな病気が隠れている可能性があり、まずは原因をしっかり特定することが大切だと指摘しています。
こうした症状は、まぶたを開ける筋肉や神経に原因がある「眼瞼下垂」と、その他の原因による「偽眼瞼下垂」に大別されます。眼瞼下垂の主な原因は「生まれつき」「コンタクトレンズの長期使用」「眼の手術」「加齢」などです。
ただ、数は少ないですが脳動脈瘤、脳梗塞や脳出血、筋無力症、顔面神経の病気、腫瘍などでも同様の症状が現れる可能性があり、よくある眼瞼下垂と間違えると一大事です。
まぶたが垂れる病気を診断するのには、いくつかのプロセスがあります。まず重要なのは「左右が対称かどうか」だと根本さんは強調します。「最初に真っすぐ前を見てもらい、左右差がないかを確かめる。さらに眼球の動き、まぶたの動き、瞳孔の大きさにも左右に違いが無いかどうか確かめる」。差があればその原因をさらに調べる必要があるといいます。
手順を踏んで鑑別をする
偽眼瞼下垂では眼球の位置、まぶたの皮膚の垂れ下がりで瞳孔が隠れていないか、眉毛の下がり具合などを調べます。まぶたの冷却や採血、磁気共鳴画像装置(MRI)撮影などの検査も必要になることがあり、患者の立場からは診察が長い、検査が多いと感じそうです。ですが,「よくある眼瞼下垂だと短絡せず、そうした鑑別の手順をきちんと踏むのが大切」。
では、高齢者でまぶたに原因がある眼瞼下垂はどのように起きるのでしょうか。「多くは、まぶたを持ち上げる筋肉『眼瞼挙筋』が弱っているか、挙筋につながる『挙筋腱膜』が緩んだり薄く伸びたりしている」と思われます。
上まぶたは、奥まったところにある眼瞼挙筋が挙筋腱膜を通じてまぶたを覆う瞼板を引き上げ、この動作でまばたきができます。
眼瞼挙筋の力が衰えたり、挙筋腱膜が緩んだりすると、まぶたが十分に持ち上げられなくなるというのです。
根本的な治療は外科手術
根本的な治療は外科手術です。
緩んだ挙腱膜を折り畳むようにして瞼板につなぎ直す方法が代表的。全体を縮めたのと同じ形になり、力が伝わるようになります。
また、高齢者ではほかに、額の皮膚がたるんで上まぶたにかぶさってくる場合があります。
これはまぶた自体の問題ではない偽眼瞼下垂ですが、この症状も皮膚を切り縮める手術の対象になり得ます。まぶたと同時に、あるいは単独で手術する場合があるといいます。
ただ、外科手術には特有の難しさもあります。
「手術跡はどうしても一時的に硬くなり、手術後しばらく見えにくさを感じるケースがある。また涙の流れ方に影響して、目が乾きやすくなることも」
患者にとっては、手術後の外見(整容性)の問題も見逃せません。手術後に「思っていたようなまぶたの形になっていない」「左右差が大きい」などの不満が生じることがよくあるといいます。
「手術によって、自分の暮らしで必要な“見え方”が得られるかどうか、手術後のリスクとの兼ね合いで考えるべきで、慎重に検討してほしい」と思います。
日本医科大学 根本裕次医師(眼形成外科)
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