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ポイント
①本人の意志や性格の問題ではない
②家族や周囲が困っていれば早期治療を
③子どもはスマホに依存しやすい
刺激が繰り返されると脳が変化
依存症とは、何かに対して、長期的には不利益になると分かっていても、短期的な魅力のためにやめられなくなる病気です。
依存対象はさまざま。薬物やたばこ、アルコールなどの「物質への依存」。ギャンブルやインターネット、ゲームや買い物などの「行為への依存」。恋人や親子などの「人への依存」などがあると考えられます。
依存をやめられないのは、「意志が弱い」「根性がない」という問題ではなく、脳の変化によるものです。脳内には「喜び」を生み出す報酬系と呼ばれる神経があります。楽しいことがあったり集中したりすると、ドーパミンと呼ばれる脳内物質を分泌します。このドーパミンによる刺激が繰り返されると、脳の報酬系や前頭前野という部分などに変化が生じ、物事に興味を持ったり集中したりすることが難しくなり、依存対象を渇望するようになります。
変化した脳を元に戻すことは難しいですが、適切な治療をすれば、依存対象から離れて社会生活に復帰するなど、回復することは可能です。
なお、趣味や嗜好品については、自分の意志で量や頻度がコントロールできていて、社会生活に支障がなければ問題ありません。
抱え込まず早めに専門機関へ
依存症の国際的な診断基準はありますが、あくまでも目安です。大事なことは、依存対象を優先するあまり、社会生活に悪影響を及ぼし、家族や周囲の人が困っているかどうかです。
依存が進むと、睡眠や食事をおろそかにして健康を害したり、家族にうそをついたりします。さらに、仕事や学校を遅刻したり休んだり、隠れて借金をしたりすることも。このような場合は、本人や家族で抱え込まず、早めに心療内科や精神科など専門機関に相談してください。
どこへ相談すればよいか迷う場合は、各自治体にある精神保健福祉センターに問い合わせることをお勧めします。地域の実情に合わせて、適切なクリニックを教えてくれます。
本人が依存を認めないケースも少なくありません。その場合は、家族や周囲の方が適切な関わり方やサポート方法について相談してください。
●国際的な依存症の診断基準
下記の6症状のうち、三つ以上を過去12カ月間に繰り返し経験したか、3症状以上が同時に1カ月以上続いた場合、依存症と診断されます。(ICD―10より)
□ 対象に対する強烈な欲求、強迫感がある
□ コントロールができない
□ 禁断症状がある
□ 頻度や量が増える
□ それ以外の娯楽や楽しみを無視する
□ 重大な問題があると分かっていても続けてしまう
子どものうちから予防が大切
依存症にならないためには、予防が大切です。特に、脳が発達過程にある子どもは、欲望や感情をコントロールすることが難しいため、親が予防を心掛けることが大切です。
近年、子どものスマホ依存が増えています。
乳児の時は、泣いているときにスマホを渡すと泣きやむことがあるため、つい渡しがちです。スマホは、触ると反応があり、赤ちゃんの興味を引くからです。しかし、それに慣れてしまうと、絵本などのスマホ以外のものに興味を示さなくなってしまう可能性があるので、子守をスマホに頼り過ぎないようにしましょう。
幼児以降は、学習用のタブレットや連絡用の「子どもケータイ」など、用途が制限された端末であれば、依存性が低いため、あまり問題ないと思います。心配なのは、自由に検索やゲームができるスマホやタブレット。
持たせるタイミングは、脳の発達から考えると、せめて高校卒業後にしてほしいところですが、今の世の中では、あまり現実的ではないかもしれません。「依存症は予防できる」という認識が社会に広まり、親同士が協力して“子どもにスマホを持たせるのはできるだけ遅くしよう”とする流れができることを願っています。
依存性が高いネットサービス
人との接触が制限されている今、特に懸念されるのは、デジタル技術の進歩に伴う依存症です。“コロナ以前”からデジタル技術は急速に発展していましたが、そこに学校の休校や外出自粛が重なり、より依存しやすい環境になりました。
これは、デジタル技術が悪いということではなく、「使い方」の問題です。まずは、身の回りに依存しやすいものがあふれていることを知り、自身の行動や考え方を見直す機会をつくるようにしてください。
ここでは、特に依存性が高いインターネットサービスの特徴について紹介します。
●ゲーム
コロナ禍による休校時、ゲーム漬けになってしまった子どもは少なくありませんでした。ゲーム依存になりやすい人の特徴は、頭の回転が速くて運動神経が良く、真面目で負けず嫌いな性格。
ゲームをしたいためにうそをつくようになったり、ゲームのやり過ぎで学校を遅刻したり休んだりするようになったら、依存症になりかけている可能性が高いので注意が必要です。
●SNS
SNSは、承認欲求を特に刺激します。承認欲求とは、“他者から認められたい”という欲求のこと。本来、人類の進化の過程で必要な欲求であり、悪いものではありません。
ネットが普及する前までは、承認欲求の対象は学校のクラスメートや職場、家族や近所の人などでしたが、現代のネット社会では、対象が「世界中の人」となりました。また、24時間いつでも通知が入り、「いいね!」の数で比較できることも依存性が高くなる要因です。
●動画サイト
通信速度が向上し、高画質かつスムーズに見られること、また、私たちユーザーの興味がありそうなものを自動的に提供する仕組みが発達したことから、動画サイトの依存性は10年前より格段に上がりました。
さらに企業側が、1秒でも長くユーザーに閲覧してもらえるように研究を重ねていることも要因の一つです。ユーザーの閲覧時間が長いほど収益が出るビジネスモデルになっているのです。
●ネットショッピング
動画サイトと同様、最近の通販サイトもバラエティーが豊富で、自分の好みに合ったものが次から次へと表示されるため、依存性が高いです。
買い物依存になりやすい人の特徴は、自由に使えるお金が多い人。クローゼットの中が、着ない服や使わないかばんなどであふれている場合は要注意です。
借金をしてまで買い物するなど、生活に影響が出ている場合は、専門機関へ相談してください。
予防医療研究所代表 磯村毅さん
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