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TOP > クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) 日記 > 読解力が、AI時代・DX時代に活躍できるカギ
テクノロジーを使う側か、使われる側か
「21世紀はテクノロジーの時代。デジタル庁ができ、いろんな所でDX(※)が進むと、手でやってきた仕事がどんどん自動化されていきます。テクノロジーがどう動くかという仕組みを分かって使う側か、テクノロジーに使われる側かで、人生が大きく変わる時代です。後者は、いつ自分の仕事が代替されるかと、おびえて暮らすことになりかねません。
ちなみにiPhoneを作ったスティーブ・ジョブズが、自分の子どもにはiPadもiPhoneも持たせなかったのは有名な話ですね。テクノロジーがあふれている家は、実は使われていて、テクノロジーをつくり出す側はそんなに必要としていないのかもしれません」
AIに仕事を奪われず、使いこなす人材になるには、AIができないことについて力を付ければいいということになる。
例えば、音声認識応答システムに「この近くのまずい中華料理屋」と聞く。出てきた答えは、おいしい店。次に「この近くの中華料理以外のレストラン」と聞くと、同じ店が出てきた。
「いまだにこのレベルなんですよ。AIは万能ではありません。“……じゃない”とか“まずい”が認識できない。つまり、読解力や文脈を理解する力が必須になります」
※DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術が社会や企業などあらゆる領域に浸透することでもたらされる変革。
正しく読み書きし、自学自習できる力を
新井さんは読解力を測るためのRST(リーディングスキルテスト)を開発。
「正しく読み書きできない社会人は、コミュニケーションエラーが起きたり、テレワークが厳しかったりします。見よう見まねができ、分からないときに誰かにすぐ聞ける環境じゃないと一人では働けない。自分では大丈夫と思っていても、他人にしわ寄せを出しているケースもあります」
今後は「人生で3回転職する時代になる」と、新井さんは予測する。それは、テクノロジーは“一気に”ではなく徐々に進化するため、当時は存在していた仕事が、10年くらいたつと人間がしなくていい状況になるから。
どの職種が安全でどれが危ないということはなく、多くの仕事で、関わる人間が減っていく。その時に、AIと同レベルの読解力(もしくはそれ以下)の人が、違う仕事に異動せざるを得ないということが起きる。
「必要なのは自学自習力です。人生で最も大事。これができる人は、その時までに能力を高めて、それまでと同等か、それ以上の給料の仕事に異動できます。だけど、今までの仕事のノウハウしかない人は、条件の悪い仕事に移るしかない。それが人生で3回問われる。1回下がると、その後は転職の回数が増え、給料はどんどん減ってしまいます」
なかなか厳しい話だが、新井さんが問題視しているのは、少子化や受験産業の影響による今の勉強法では、自学自習できる子が少ないという現実。
「学校や塾で常に誰かに教えてもらう環境で、18歳までに自学自習力が付かないまま大学に入り、『単位を取るには』みたいなことがSNSで回って、そのまま卒業する可能性が高い。自分ではうまくやったつもりでも、最も脆弱な人材として世に出てしまう。転職するための塾なんてありませんからね。
今、子育てをしているのは団塊ジュニアの世代が多い。時代が違うので、自分たちと同じ価値観で育てるのは危険です。テクノロジーにお守りをさせないジョブズを見習って、実体験を積ませ、自学自習力を身に付けさせてほしいと願う。
国立情報学研究所教授 新井紀子さん
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