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機械論(利便性の追求)から生命論(持続性の尊重)へ。
地球上のあらゆる生物は、38億年前に生まれた細胞を共通の祖先としています。私たち人間の体にも、38億年に及ぶ生きものの歴史が詰まっています。
機械というのは「均一であること」が重視されますが、生きものは、「どれだけ多様であるか」が大切です。多様であったことが、38億年の存続を可能にしたと言えるのです。
生きものの世界には本来、区別はあっても、差別はない。アリとライオンを比較して、どちらが優れているかを決めることに、何の意味もないわけです。
同じことは、人間にも言えるはずです。それなのに成長一辺倒の競争の中で格差が生まれ、救われない社会になってしまいました。人間に優劣がつけられ、差別がはびこる世の中になりました。
私の好きな人類進化の学説に「人間が二足歩行を始めた理由は“弱い”から」といったものがあります。人間の祖先は、動物の中では弱いから、森の端に追いやられてしまう。彼らは、家族のために、遠くまで食料を探し、持ち運ぶ必要があったため、二足歩行が始まったという説です。弱いけれど、思いやりがあったから、今まで生きてこられたと思うのですね。
人間は、理性だけではなく、「情感」を持っています。この情感は、つながり合うことで育まれ、引き出されます。相手のことを考えて行動したり、時には我慢したりするなどの、思いやりとなって表れます。
今、私たちが毎日、実践する手洗いやマスクの着用も、自分の命を守ると同時に、感染の広がりを抑えて他の人の命を守るという意味では、非常に思いやりにあふれた行為と言えます。
そして、生物にとっては、眠ったり、食べたり、家族や友人と話したりといった「日常」が最も重要です。日常の中で、「自分は生きものである」という感覚を見いだし、要は、“今日も生きていて、楽しかったな”という実感です。
コロナ禍の影響で、漠然とした不安を感じている人は少なくないでしょう。今までの社会が目に見える豊かさばかりを追い求めていたため、私たちの想像力も“近視眼的”になっているからだと思います。
何より重要なのが、毎日の生活での喜びや充実感を見つけることです。今を大切に生きる中でしか、未来を生きる希望をつむぎ出すことはできませんから。
これからを生きる若者の皆さんは、「自分が今後、どういう社会で生きたいのか」ということを真剣に考えてほしいと思います。皆さんの思索の積み重ねが、より良き社会をつくり出すための財産になると確信しています。
JT生命誌研究館 名誉館長 中村 桂子さん
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