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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) | 日記 | リンパ浮腫


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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療)

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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) 日記

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リンパ浮腫 (2020.12.28)

重症化すると完治が困難

感染予防と体重管理が重要!

 「乳がん」や「子宮がん」などの術後に発症することの多い「リンパ浮腫」。発症の時期や程度は人によって大きく異なります。

がん治療の後遺症として生じる

 
 血管と同様に、体の中に張り巡らされている「リンパ管」。毛細血管で吸収しきれない水分や大きな分子の老廃物(タンパクなど)は、このリンパ管から回収されてリンパ液となり、末梢から深部の静脈へと流れ込みます。

 「リンパ浮腫」とは、リンパ管での回収作業が何らかの原因で滞り、本来、リンパ液となるはずの体液が組織の隙間にたまって腫れてしまう疾患です。先天性や明らかな原因がない「原発性(一次性)」と「続発性(二次性)」に分けることができます。
 日本では、そのほとんどが、がん治療(リンパ節の郭清術や放射線治療、化学療法など)による後遺症として生じる二次性リンパ浮腫です。乳がんであれば患部側の腕が、婦人科がんであれば片側もしくは両側の脚が腫れます。
 年間罹患数は毎年10数万人に上り、さらに年々増加傾向にあります。統計的なデータはありませんが、乳がん術後リンパ浮腫の10年累積発症率は41%という研究報告もあり、推定以上に頻度の高い疾患といえます。がんの治療から10年以上たっても発症することがあり、重症化すれば完治は困難であるため、できるだけ発症しないように継続的なケアが必要です。
 
 リンパ浮腫の病期(進行度)は以下の通りです。

 リンパの流れが滞った状態は存在するが、浮腫は発症していない状態(0期)。可逆的な浮腫が生じている状態(Ⅰ期)。浮腫は不可逆的だが、指で押せば痕がつく(へこむ)状態(Ⅱ期)。皮下組織の線維化が進行して硬化が強くなり、指で押しても痕がつかない状態(Ⅱ期後期)。リンパ液が毛穴から漏れるリンパ漏や、皮膚の過角化(象皮病)など、皮膚症状を伴う状態(Ⅲ期)。Ⅱ期以降は重症と見なされます。放置すれば必ず進行していきます。

自分で防げる発症因子は感染と肥満

 がん治療のために、やむを得ず必要なリンパ節切除や放射線治療など以外の発症因子には、感染や肥満があります。
 リンパ浮腫の発症や重症化にとって、最もやっかいなのが「蜂窩織炎」という感染症です。
 患肢(病気やけがをしている手足)の傷や虫刺されなどから細菌が侵入して発疹や高熱を引き起こし、今あるリンパ浮腫を悪化させるばかりでなく、新たに発症するきっかけにもなり得ます。
 感染しないためには、日頃からのスキンケアが重要です。常に清潔と保湿を心掛け、健康な皮膚の状態を保ち、日焼けややけど、虫刺されなどにも注意しましょう。
 また、治療の影響で、ホルモン環境が大きく変化することが多い乳がんや婦人科がんと体重増加には、密接な関係があります。
 特に乳がんは、閉経前後を問わず肥満が発症や再発のリスクになります。生活習慣病の観点からも、標準体重を維持することが重要です。
 その他、入浴時に皮膚の状態を見て触って観察する、定期的に腕や脚の周径(周囲の長さ)を測るなどを習慣化しておくと、万一発症した場合も早期に発見して重症化を免れることができます。

「複合的治療」が有効

 発症時は、①弾性着衣・弾性包帯を用いた圧迫療法②圧迫下の運動療法③スキンケア(予防のときと同じです)④用手的(手を使った)リンパドレナージを組み合わせた「複合的治療」を行います。
 圧迫療法に用いる弾性スリーブや弾性ストッキングは、浮腫が軽減された後も着用を続けなければなりません。
 また、弾性着衣を着けたまま行う筋負荷運動は、浮腫の治療にとても有効であることが知られています。
 用手的リンパドレナージとは、皮膚を手のひらで包み込んで皮下組織にたまった体液をリンパ管に流し込む手技で、線維化が進んだリンパ浮腫に、圧迫と併用して用います。
 いわゆるマッサージとはまったく異なる医療技術で、患部を強く押したり、もんだりすることは、かえって浮腫を悪化させることがあり、十分な注意が必要です。

セルフチェックで早期発見を!

 リンパ浮腫の発症率を下げるために、手術のための入院中に1回、退院後の外来で1回の予防指導(リンパ浮腫指導管理料)が保険適用となっており、リスク管理に必要な知識や、適切なセルフケアの方法について説明を受けることができます。発症リスクを回避する生活習慣を身に付けましょう。
 リンパ浮腫は一度発症すると完治しにくい病気ですが、適切な複合的治療を行うことで症状のコントロールは可能です。日頃からセルフチェックを心掛け、少しでも違和感を覚えたら、主治医に相談しましょう。


日本リンパ浮腫学会の理事長 貝塚病院乳腺外科部長 北村薫医師

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