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ルール作りのヒント
①知らない人を家に入れない
②火は使わない
③高いところに上らない
④外出時の約束をする
年齢だけで判断しない
よく親御さんから「何歳から留守番をさせてもよいでしょうか?」と聞かれますが、年齢だけで判断することは好ましくありません。年齢よりも、「大人との対応」「ルールを守る」の2点をお子さんがどこまでできるのかを見極めて判断することが大切です。その意味では、就学前でも短時間の留守番ができる子もいれば、小学校高学年でもできない子がいるのです。
留守番をさせる時に、子どもに守らせたいルールをいくつか紹介しましょう。
①知らない人を家に入れない
まず「知らない人は家に入れない」が一番の鉄則です。訪問者の対応は、たとえ顔見知りであっても、ドアのチェーンを付けたまま対応するようにしたいものです。訪問者には「お母さんは今、対応できないので後で来てください、と言っています」と伝える方法もあります。
そうした対応が難しい場合、「チャイムが鳴っても一切対応しない」と徹底させましょう。
宅配業者が来た時に対応する場合は、チェーンを付けた状態でサインなどのやりとりをし、荷物は玄関の外に置いてもらう、などの方法もあります。
②火は使わない
ライターなどで火遊びをして火災になったケースがあります。火を使ってはいけないことを約束させましょう。その上で、ライターやマッチをはじめ刃物や薬などの危険な物は、子どもたちが触れることができないように親が管理してください。万が一のことを考え、ガスの元栓を閉めるとより安全です。
きれいな入れ物に入った薬品や洗剤などはジュースと間違えて誤飲する場合もあるため、注意しましょう。
③高いところに上らない
留守番中に子どもの転落事故が起きています。室内の転落も危険ですが、特にベランダは要注意。室外機に乗って、フェンスを越えて落ちてしまう事故もあります。「こんなところは上らないだろう」と思っても、子どもは昨日できなかったことが今日できるようになっているということがよくあります。
ベランダでは遊ばせないことを徹底し、ごみ箱や椅子などの高さがあるものは置かないようにしましょう。
室内から窓を開けて転落するケースもあるため、窓の鍵を閉めて届かないところに補助錠をかけるなどの対応も必要です。
④外出時の約束をする
留守番中、友達のところに遊びに行ったり、買い物に出掛けたりすることもあるので、外出時の約束を決めましょう。玄関の鍵を閉めるのは当然ですが、鍵を持ち運ぶ際は紛失しないように、チェーンなどで洋服やかばんにしっかり固定するようにします。帰宅する際も周囲に不審な人がいないかをチェックしてから家に入る、入る際には「ただいまー!」と声を出すなどが防犯につながります。
臨機応変に動ける子に
ルールを紹介しましたが、当然のことながら、「これさえ守れば絶対に安全」といった完璧なルールは存在しません。
例えば、留守番中に一切、チャイムや電話に応対しないで居留守をすることは、「家の中に誰もいない」ことを示してしまう危険性があります。
近所で火災が起きているのに周囲の呼び掛けに応じずに家の中に閉じこもれば、大変なことになってしまうかもしれません。
状況に合わせて臨機応変に動けるようにすることが、本当の安全教育です。そのために、子ども自身に生活の中にどのような危険性があるのかを、よく考えさせるようにしましょう。
「もしも、〇〇の場合はどうする?」「なぜ、そう思うの?」などと、問い掛けを中心とした親子の話し合いをたくさんすることがよいです。親が一方的に「これはダメ」と禁止するのではなく、子ども自身に考えさせることで、いざという時に自分で判断することができるようになります。自分の身を自分で守る「危険回避能力」を高めることができるのです。
子どもの性格、能力をよく考慮し、最初は短時間のお留守番から始め、その都度、子どもに「どうだったか?」「何か心配なことはなかった?」などと感想を聞きながら、徐々に自立の道に導いてあげてほしいと思います。
セコム株式会社IS研究所主務研究員 舟生岳夫さん
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