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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) | 日記 | 血管の老化は万病のもと


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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療)

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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) 日記

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血管の老化は万病のもと (2019.10.31)



〈ポイント〉
❶血管を若々しく保てば、要介護が遠ざかる
❷血圧は120㎜Hgまで下げることを目標に
❸塩分・糖分を減らし、たんぱく質・ビタミンを増やす 
❹ふくらはぎに負荷を掛ける運動を
 
 

 
若々しいとフニャフニャ
 
 「人間は血管とともに老いる」といわれ、血管の老化は、万病のもとと言っても過言ではありません。では、健康的な血管というのは、どういうものでしょうか。
 新しいホースと、何年も使っていない、庭に放置されたホースをイメージしてください。ホースに勢いよく水を流したとき、新しいホースなら、水圧が高くても、どんどん水を流しますが、古いホースだと、途中で詰まったり、ひび割れから水が漏れてしまったりするかもしれません。このような現象が、血管でも起きるのです。
 健康で若々しい血管は、フニャフニャで柔らかいもの。一方で、血管が老化すると、ガチガチに硬くなります。血管がひび割れたり、詰まったりすると、さまざまな病気に直結してきます。
 また、血流が弱くなると、体の隅々まで血液が届かなくなり、必要な栄養素を届けることができなくなります。これも健康を損なう原因となります。
 血管が老化すると、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、認知症などさまざまな病気のリスクが高まります。
 要介護の原因を見ると、脳血管疾患が約2割弱。さらに、血管の老化が関与している認知症や、心疾患、糖尿病など血管が傷むことで発症する病気を合わせると、半数を超えています。
 
健康状態を自分でチェック!
 
 自分自身の生活習慣が、血管にどれくらいのリスクがあるか、自覚することが大切です。次の15項目に、いくつチェックが付くでしょうか?
 
 □日常生活でストレスを感じる
 □あまり眠れない時がある
 □目覚めが悪い
 □たばこを吸う
 □食事は10分以内で済ませてしまう
 □ランチはバランスを気にせず、野菜やたんぱく質をあまり取らない
 □若い頃に比べて体重が10キロ以上増えた
 □お菓子などの間食をよくする
 □甘い缶コーヒーや清涼飲料水をよく飲む
 □フルーツをよく食べる
 □あまり運動をしない
 □趣味がない
 □滑舌が悪いと言われることがある
 □歯磨きは3分以内で終わる
 □喉が渇いて夜中に起きることがある
 
 厳しいようですが、15項目のうち、一つでも当てはまれば、血管の健康にとってはイエローカード。これ以上、項目が増えないようにしましょう。
 三つ以上当てはまる場合は要注意です。血管の老化による病気のリスクが高いレッドカードの状態といえます。具体的な改善をしていきましょう。
 また、日常的なチェックとしては、血圧を測ることをお勧めします。
 日本高血圧学会は2019年5月に、目指すべき血圧を140㎜Hgから130㎜Hgに引き下げました。正常といわれてきた「130㎜Hg以上、140㎜Hg未満」も、治療が必要となったのです。
 この変更のきっかけは、アメリカ国立衛生研究所による実験。160㎜Hg以上の1万人弱の高血圧患者に、降下目標を定め、治療を行いました。
 当初、140㎜Hgまで下げれば十分だと考えられていました。ところが、140㎜Hgまで下げた人に比べ、120㎜Hgまで下げた人の死亡率が格段に低いことが分かったのです。
 それを踏まえ、私は健康を維持するため、120㎜Hgを目指すことを推奨しています。
 
ゴースト化に注意を
 一言で血管といっても、動脈や静脈のように外膜が頑丈なものもあれば、毛細血管のように、か弱い構造になっているものもあります。毛細血管は、ダメージを受けることで機能がストップし、やがて消えてしまいます。これを「ゴースト血管」と呼びます。
 ゴースト血管になると、周囲に酸素や栄養が届かなくなり、冷え性や認知症をはじめ、さまざまな病気の原因になるので注意が必要です。
 ゴースト化を調べるには、特殊な器具を使用して検査する必要がありますが、簡易的にチェックする方法を紹介します。
 まず、片方の手の親指を5秒、強くつまんでみてください。つまんだ手を放したときに、爪の白くなった部分がすぐに消えれば問題ありません。ただし、なかなか白みが消えないときは、ゴースト血管になっている可能性があります。改善を促すため、健康的な生活を心掛けましょう。
 
食事、運動、リラックスが大切
 
 健康的な血管を維持するためのポイントを紹介します。
 まずは食生活の見直しです。特に塩分と糖分は、取り過ぎに注意しましょう。塩分が多い食事は高血圧の原因となり、動脈を老化させ、動脈硬化を引き起こしやすくなります。また、血液中の糖質が多くなると、赤血球同士がくっつきやすくなり、血液がドロドロになってしまうので危険です。糖質の取り過ぎは禁物です。
 一方で、たんぱく質やビタミンは不足しがち。肉や卵を意識的に摂取しながら、バランスの良い食事を心掛けましょう。
 塩分の排出を促す善玉ミネラルを豊富に含むアボカドやホウレンソウ、また、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEが多いトマトはオススメの食材です。
 血管年齢を若く維持するには、毎日の運動が欠かせません。
 特に近年、一酸化窒素(NO)という物質が血管の若返りに効果があると分かり、注目されています。NOを発生させるために効果的な運動は、ふくらはぎに負荷を掛ける運動です。
 立ったまま、つま先立ちをする、ふくらはぎのトレーニングは、いつでも簡単にできるので、ぜひ実践してみてください。
 また、日常的な軽度な有酸素運動は健康のためには必須。1日30分のウオーキングを日課にすることをお勧めします。
 さらに、睡眠不足や喫煙、紫外線など、体へのストレスは、血中の白血球を酸化させ、ベトベトした粘着性を発生させます。加えて、緊張やイライラ、寒暖差などでアドレナリンが出ると、毛細血管がダメージを受けるので注意したいところ。食事と運動に加え、体へのストレスを減らし、リラックスして生活することが大切です。
 血管に優しい生活習慣を心掛けることで、多くの病気の予防につながることを銘記したいものです。


医学博士 板倉弘重さん



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