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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) | 日記 | フリーランス(個人事業主)のライフプランと老後


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クラーク整骨院(厚別森林公園新札幌交通事故治療) 日記

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フリーランス(個人事業主)のライフプランと老後 (2017.09.22)


 自営の未来を知る

■会社員とどう違う⁉

 今回は、法人化していない個人事業主(=国民年金)を対象にお話しします。夢を掲げて独立したのに耳の痛い話ですが、会社員とは保障が全く違います。
出たとこ勝負で「何とかなる!」が何ともならない時代。生きてはいけるけど、自分が思い描く老後になるか……。多くの人を見てきて、無計画だと日本で十分な老後は暮らせないと感じます。

 現実問題、自営業は収入が不安定。会社員は通常60歳近くまで収入が確保され、退職金は大卒で38年間大企業に勤めて平均約2000万円(2015年発表:経団連実態調査結果)。厚生年金は会社が半分払ってくれるから夫婦2人で月額受給額約22万円(※)。会社員の妻で専業主婦だと保険料を払っていなくても年金がもらえます。日本の年金制度は複雑なので、これらは代表的な例です。
 一方、個人事業主は退職金ゼロ。国民年金は1人分で月額約6万5000円弱。満額掛けていなければ、もっと少ない場合も。さて、この差をどうするか。2000万円貯めるのは結構大変ですよ。独立して「国民健康保険料、所得税が高い!」と思うなら節税は大切。「まず確定拠出年金を」と勧める本もあるけど、私的にはまず「ストック」を作り、やり繰り上手になることが先かなと思います。
 ※厚生労働省発表:平成29年度新規裁定者(67歳以下)例より。厚生年金は夫が平均的収入で40年間就業、妻がその期間全て専業主婦の場合。国民年金も同資料より。

 
 
生活ラインを決める

■経営者として資金をストック

 特にクリエーターなどは月ごとに収入がバラつきますよね。もし仕事がゼロでも暮らせるよう、まず「家賃と光熱費」を1年分貯めましょう。将来の夢や老後の貯金とは別に、生活安定のためのストックがないと自営は厳しい。
 そのために「生活ライン」を決めます。例えば昨年の収入が360万円なら、月30万円でやり繰りする。収入20万円の月はストックから使う。50万円入る月は20万円貯金する。「5万円くらいいっか」とよぎっても、無計画なご褒美は考え直しましょう(笑い)。ベースの30万円でどれだけ生活をミニマムにしていけるかが、とても大切です。さらに言うと、住民税、国民健康保険料、年金のストックも必要。それぞれ通帳を別にすると分かりやすいのでオススメです。

 私は老後の対策より、1人社長としての経営センスというか、まずこういう考え方や行動ができることの方が大事だと思います。
 まずは生活のためのストック、次に仕事の経費のストック、余裕ができてきたら老後の貯金や制度に回せばいい。段階があるんです。ある程度、流動資金がないと、現時点の生活に困っちゃうと制度には手をつけられません。全く貯金がない人なら、まず月に1万円でいいのでコツコツ貯め続けるクセをつけたいですね。

  
■制度を利用した対策
 
 国民年金の納付は大前提。もし厳しければ免除申請を。免除されていると使えない制度もあるので、詳細は調べたりプロに相談したりして、自分の状況により選んで利用してください。

 ●国民年金基金……年金に上乗せできる。全額所得控除。掛け金の上限月額6万8000円(確定拠出年金と併用する場合、合わせた上限がこの金額)。
 「付加保険料」は少しだけ年金を増やす方法。掛け金月額400円。国民年金基金との併用不可。
 
 ●経営セーフティ共済……倒産防止機能、事業のための貯金代わり。掛け金は全額必要経費にでき、40カ月以上掛ければいつでも全額返金可能だが、掛け金以上に増やすことはできない。メリットは事業のやり繰りで困った時に使える点。金融機関に預けても経費で落ちないので、貯金するならこちらがオススメ。

 
 ●小規模企業共済……退職金代わり。掛け金は月額1000円から7万円まで。全額所得控除。1年以上掛けないと途中解約できず、20年未満で解約すると解約損が発生。それ以上掛ければ増やすことができる。受け取りは65歳から。廃業すればその前でも受け取れる。

 
 ●確定拠出年金(個人型)……掛け金は月額5000円から6万8000円まで(国民年金基金と併用する場合、合わせてこの金額が上限)。受け取りは60歳以降で金額は不確定。全額所得控除。自分で運用するので、失敗すれば損する可能性も。

  
■生命保険について
 親元で家賃不要の人、稼いでくれるパートナーがいる人など個々で状況が異なり何とも言えません。考え方としては、公的制度を使った上での生命保険ですね。最近は長期入院はあまりないので、私の場合は入院保障より、がんと診断された時にまとまった金額が入るプランにしています。
 それよりもケガや病気で働けなくなった時の「就労不能保険」「所得補償保険」など、自営業ならではのリスクマネジメントが必要です。ただ保険にお金を掛け過ぎて、自分のスキルアップや設備投資のための資金がなくなるようでは困りますね。

 
 
お金はその人の生き方

■意外に旬は短い⁉

 お金をどう使うかは、その人の価値観で決まります。どんな人生を送りたいか。何を大切にするか。ちまたでよく「3000万円ないと老後は足りない」と言われますが、フリーランスの人は結構厳しい場合が多いのではないでしょうか。じゃあその金額がなければ老後破綻かというと、夫婦仲良く人生を楽しんでいる人もいます。夫の稼ぎが低いから、子どもが浪人したから、など家族のせいにはしないこと。相談者を見ていると、夫婦仲が悪いとストレス解消のためか余計なお金が掛かる傾向にありますね。
 私も法人ですが個人事務所のようなものなので、フリーランスの方の気持ちが分かります。75歳くらいまで現役で働くつもりですが「少しでも若いうちに、ある程度収入基盤を固めないと、年齢がいけば仕事が減るのは当たり前」と言われています。年齢を重ねるほど単価が上がる職人以外は、50代を過ぎると若い人に取って代わられる可能性が高い。自営は長く働けるけど、意外に稼げる“旬”の時期は短いのかもしれません。
 でも人生が多様化する中で、フリーランスを選ばれた。大変ですが成功すれば稼げます。お金のことが苦手ならプロに任せる手もあります。若い人は早いうちに、もし今40代ならそれこそ真剣に。ライフプランは気付いた時が始め時。より長く好きな仕事を続けて思い通りの人生を送るためには、「健康」と「お金」については先送りしないこと。忙しいと思いますが、自分のためにぜひ実行に移してください。応援しています!


                                                        マネーセラピスト 安田まゆみさん

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